腕時計を色々と

 私とYocaの腕時計をカシオに修理(バンド・ベゼル交換)に出し、2つとも1週間ほどで返送されて

来ました。私の(ずいぶん前に購入した)G-SHOCKと、Yocaの(4年ほど前に購入した)BABY-Gです。

 

YocaのBABY-Gはバンドが切れかかって来たので、バンド交換と併せてベゼルも交換して貰うように

依頼。

私のはG-SHOCKはG-100-3BMJFで(G-100-1BMJFと勘違い、後述)、ベゼルがぼろぼろと崩れ落ち、

半ば放置状態だったのですが、この際調べてみようと諦め半分でケースバックのG-100と言う刻印を

手掛かりにカシオのサイトで調べてみると、G-100-1BMJFでヒット。

出て来た画像も確認し「まだ現役で売っているし!修理も可能!!」とビックリしながらベゼル・バ

ンドの交換で依頼。

 

Yocaのは問題なく修理完了となり返送されました。

カシオの腕時計、一部の高額商品モデルについては定額修理で分解清掃をしてくれるようですが、安価

なG-SHOCKでは清掃してくれないようです。ベゼルを交換してもバンドを交換しても単に交換するだけ

で、汚れていてもお構いなしです。

 

ということで、帰ってきたYocaのBABY-Gのベゼルを外し、しっかり清掃。

案の定、交換してもらった新品のベゼルに隠れるケース外側部分には汚れがびっしりでした。

ケースバック(裏蓋)も外してOリングを清掃し、シリコングリスを塗布して再組み立て。

面倒だったので、ボタンの軸についているOリングはそのまま触らないでおきました。

 

私のG-100は一旦「修理中」と言うステータスになったものの、すぐに「見積もり中」に戻り、一通の

メールが。

 

はて?何だろうと思ってメール記載の見積もりページを開くと「交換部品が入手不可のため、未修理返却

いたします。機種はG-100-3BMJFで2000年製造。」とのこと。

 

へ?と思って検索してみると、私のは、なんと2000年に色違いで4機種同時デビューの1つ、G-100-3BMJ

Fであることが判明。1BMJFはベゼルの文字・時針の色が赤、3BMJFはベゼルの文字・時針の色がオレン

ジ、1BMJFのベゼル本体・バンド・文字盤の色が黒、3BMJFのベゼル・バンド・文字盤の色がOD色とい

うか、黒に近いモスグリーンという違い。

 

でも1BMJFのベゼルの文字色は、カシオサイトや通販サイトの1BMJFの画像を見る限りオレンジっぽく

見えるし、黒と黒に近いモスグリーンの違いも、よほどよく見なければ判りません。

 

しかも、カシオサイトではG-SHOCKのブランドサイトへ行き、生産終了のモデルは「生産終了も検索」

をONにしないと出て来ないので、3BMJFは検索結果に表示されずに1BMJFしか表示されず、それを見

て「まだ販売してるんだ!まだ修理できるんだ!」と勘違いしてしまいました。

 

見積もりには「修理続行」と「修理中止」の選択肢があり、交換部品が入手不可という理由なので、事実

上修理中止を選択せざるを得ませんでした。

 

2000年販売開始なので、とうの昔に生産終了で修理受付不可となっていても全然不思議ではありません。

それより、色違い同時デビューの1つのG-100-1BMJFというモデルがまだ生産中で販売しているのにビック

リ!。

 

入れ替わりが激しい&新モデルが次々と出てくるG-SHOCKにおいて、18年も生産・販売が続いているモデ

ルがあること自体が驚異的です。

ただ、その理由にはベーシックモデルと謳われているように、あまり利ザヤが稼げない低価格帯商品であ

ること、アナログ表示(小窓はデジタル)であることから、「アナログモデルは根強い人気があるけど、新

しく設計してまでこの価格帯に何も見栄えのしないシンプルなアナログモデルの新製品を投入しても

・・・」というカシオの思惑が見え隠れします。

 

まあ、詮索しても仕方ががありません。未修理返却と宣言されたので、こちらは「はい、わかりました」

というしかありません。そのまま返却してもらい、自分で交換することにしました。

「G-100 バンド」・「G-100 ベゼル」と検索し、販売しているサイトから部品を購入。

購入したのは互換性のあるG-100-1BMJF用とかG-100-1BV用とかです。当然3BMJF用はありません。

それとバンド交換の時にピョーンと飛んで紛失しそうなバネ棒も購入。

 

最近はカシオから部品を単体では販売しないようで、そのサイトは逆輸入で海外から入手しているよう

です。

 

送料を含むそれらの部品代+カシオへの往復の送料でざっくりと8000円前後、もう500円出すと現役

販売中で新品の1BMJFが購入できる額になってしまいました。

 

でも、ベゼルがぼろぼろという以外に不具合はなく、そのまま捨てるのも忍びないし、今回は(ムーブ

メント以外の分解・清掃・組み立ての)お勉強代ということで、自分でバンド・ベゼル交換&ボタンと

ケースバックのOリングの清掃・シリコングリス塗布をすることにしました。

 

部品は昨日までに到着。きょう、未修理返却として送付前と同じ状態の、ぼろぼろのG-100-3BMJFが

返ってきたので、ケースの清掃、ベゼルとバンドの交換、ボタンを含むOリングの清掃&シリコングリス

の塗布を行いました。

 

10年前だったら苦も無く出来たであろう細かい作業ですが、今となっては老眼のせいですごく大変。

真面目に実体顕微鏡が欲しいほど。

地味に倍率5倍のキズミ&ポジフィルムとかを見る倍率10倍のルーペを使い、息を殺しながらの作業です。

 

そこらの実験室に転がっているような実体顕微鏡は高価で手が出せず、安かろう悪かろうの見本のような

ヤツを以前見つけたのですが、その時に買っておかなかったことを激しく後悔。

 

特にボタンの軸を留めているEリングの付け外し作業が大変で、気を抜くとピンッ!って飛んで行ってし

まうし、飛んで行ったEリングを探すのもすごく大変。何せ直径2mmにも満たないような部品ですし。

それに、バンドを留めるバネ棒を嵌めるのも意外と大変で、バネ棒外しでもなかなか難しい。普通の腕

時計のバンドとは違い、G-SHOCKのバンドは入組んでいるので、簡単には嵌ってくれずに苦労しました。

 

途中で心が折れそうになりながらも、何とか清掃・バンドとベゼルの交換・ボタンとケースバックのOリ

ングの清掃&シリコングリス塗布を終了。

最後にアナログ針の時間を合わせて完了・・・なのですが、風防の内側の隅にちょっとした曇りがある

ことに気付き、それを許せずに再び分解することに・・・。

 

デジカメのイメージセンサーなどの清掃に使うシルボン紙と無水エタノールを使い、拭いてはチェック

・・・を繰り返し、缶のエアダスターで埃を吹き飛ばしてキズミでチェック。埃ひとつないことを確認

したら、すかさず文字盤付きムーブメントの文字盤を軽くエアダスターで吹いて、速攻でケースに装着。

文字盤をつけないと曇りが見えずらいので、ムーブメントが落ちないように指で軽く押さえながら曇りが

取れたかのチェック・・・を2、3回ほど。

ロディコを買っておけば良かったと後悔・・・。

 

ケースバックのOリングのヘタリも気になっていて、買っておけば良かったのですが、気づいたのは修理

に出した後だったので寸法がわからず。手持ちのOリングセットの中から使えば良いかと安易に考えてい

たら、手持ちの最大サイズでもちょっと小さくて使えず・・・。

 

何度も何度も後悔しながら、ようやく完了しました。

色味は若干変わってしまいましたが全然違和感がなく、新品のベゼルとバンドになって以前の「見るも無

残な姿」から「まるで新品」になりました。ケースバックの錆(腐食)が気になるぐらいに進行しているので、ガンガンに普段使い・・・とは行きませんが、アンティークとしての価値もなく、でも気に入っている時計

なので、「気が向いたら使う」ぐらいは出来るようになりました。

 

 このあいだバンド交換をしてもらったG-SHOCK(GS-1000J-1AJF)も、この際だからケースバックを外し

て、清掃とケースバックのOリングだけでもシリコングリスの塗布をしようかと思い、外そうとしたので

すが、これがまた「接着剤で接着したのか」というぐらいビクともしません。

 

スクリューバックなのですが、手持ちの固定台+3点式のオープナーで無理そうだったのであきらめ、カシオ

に電池交換(充電点検調整)をしてもらうことにしました。3000円の定額料金です。

 

これを頼むと、点検して必要に応じてOリングの交換・2次電池の交換をしてくれるので、おのずとケース

バックを外すことになり、(担当者がとんでもない力で締めない限り)固着してケースバックが外せないと

いった状況からは脱せるはず。

カシオが無理をしてケースバックをぼろぼろにしても、(代替品だとしても)カシオが交換してくれるだろ

うし。

「購入後11年経過しているので、Oリングと2次電池の交換を希望します」と書いたメモを修理依頼票に添付

してカシオに送りました。

 

こちらはちゃんと正しい機種名で確認し、電池交換(充電点検調整)を受け付けていたので大丈夫だと思い

ます。

 

でも、もしかすると「ケースバックが固着して開かないため充電点検調整不可」と宣言されるかもしれま

せんが。

そうなったら、ケースバックとケースの嵌合面に浸透性潤滑剤をつけて1日放置&外すのを試みる・・・と

いう作業を繰り返せば、何回目かには開けることが出来るとおもいます。

 

ただ、Oリングや樹脂に優しくない潤滑剤じゃないと無理そうなので、ケースバックのOリングは無条件に

交換が必要になります。ボタンのOリングは入手が難しそうなので、そこには潤滑剤が回らないように注意

しなければなりませんし、なによりも洗浄が大変なことになりそうです。

酷いと超音波洗浄機が必要になるかも・・・。

 

なんか、リペア地獄にハマりそうです。